仕事のデザインで人材を育成する(読書感想⑳)
ビジョンをつくる
前回のブログで、ミドルマネジャーは「ビジョン」や「理念」を日常のマネジメントに活かしたほうが良いといった主旨の内容を書いた。(前回ブログ)
今回は、ビジョンについて、現場で活かす際のポイントを4点書いていく。
1.方向性という...
ビジョンや理念を軽んじない
前回の記事で、ビジョンについてあれこれ書いた。(前回記事)
ここで、ビジョン・理念に関して、こんな疑問を持っている人はいないだろうか。
ビジョンや理念なんて、部下の誰も意識していないよ。マネジメントに必要なのか?
...
それってビジョンなの?
以前のブログに書いたのだが、リーダーシップに関する様々な文献を読むと、多くの内容に ”ビジョン” が出てくる。リーダーはビジョンを示すと。(該当するブログ)
世間で行われているマネジャー研修でもビジョンに関して触れることは多いと思わ...
マネジャーが成長する経験
世の中で活躍しているリーダーは、どんな仕事経験(キャリア)を積んでいるのだろうか。
アメリカの研究者であるM.マッコールさんが書かれた『ハイフライヤー』や、国内ではリーダーシップ研究の第一人者である金井壽宏先生が書かれた『仕事で「一...
矛盾だらけのマネジメント世界
”マネジメント” ”リーダーシップ” ”コミュニケーション”
人材育成の語るときに頻出する言葉で、これらの言葉を BIG WORD と呼ぶことがある。
私はそれを「聞けば誰しも何となく分かっている気になるが、具体的に何を示...
ビジョンの要素
マネジャーに向けた書かれた多くの書物を読むと、「マネジメントやリーダーシップに関して、こんなにも様々な考え方や理論理屈があるのか」と感心してしまう。
中には、あまりにも個人的経験に依拠しすぎだろーと思われる(自伝的な)内容もあるが、...
新任マネジャーにお勧め(読書感想⑧)
初めてマネジャーになるとき、どのような気持ちになっただろうか。
最近の話ではなく、以前から「管理職になりたくない人が増えている」というニュースは流れている。個人的な印象では、そういった声が近年増えている印象はない。ずっと変わらないと...
コーチングの実践力アップのために
前回のブログでは、コーチングが実践されない/浸透しない原因についての持論を述べた。(前回ブログへ)
原因には、マネジャー自身に起因するものもあれば、部下に起因するものもあれば、上司と部下の相互作用に起因するものもある。
前回の...
コーチングの難しさ
マネジャーには、部下に対してコーチングできるようになってもらいたい
マネジャーに対する期待として、このコメントをもらうことがある。
1990年代後半から、人材育成業界で ”コーチング” という言葉が聞かれるようになって20数年...
部長は ”枠” をつくる人
前回のブログで、部長と課長の役割の違いを書いた。(前回ブログ)
書籍(伊丹敬之 著『経営を見る眼』東洋経済 2007年) を参考に、マクロのマネジメント、ミクロのマネジメントという分類を紹介した。
本の中では、「組織の階層が上...