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息抜き話:話の長い人

coffee 研修担当者のための部屋
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皆さんの周りには、「話の長い人」がいますか?

話の長い人のイラスト(男性) | かわいいフリー素材集 いらすとや

仕事柄、私は以下のような皆さんとお会いしています。

*研修企画担当者
*研修講師
*研修受講者(マネジャー)
*研修会社の営業担当

*大学の先生

これらのお仕事の人たちと接していて、「話の長い」ことが多い気がしています。(あくまでも私の感覚)

以下のような見立てをしています。

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研修企画担当者のケース

自分が企画した研修の冒頭あいさつや、自らが講師となって話をする場合、”思い” が強く、気持ちが入りすぎるのか、饒舌になりがち?

特に、新入社員のような、素直で無垢な受講者の際には更にドライヴがかかる傾向。

ランナーズハイならぬ、”講師ハイ” か。きっと、いい気持ちなのだろうと推察。

浮かれる人のイラスト(女性) | かわいいフリー素材集 いらすとや

※ マネジャー研修だと、短めに挨拶で済ませがち・・・。

研修講師のケース

これには2つのパターンがあると見ている。

1.自分の専門/得意領域だと話が長くなる
2.講師の時は良いのだが、普段の会話での話が長い

1の場合、あることに関して知識や経験が豊富にあることで、受講者の態度や表情をみて、反応が良くても悪くても、”良かれと思って” あれこれと追加で話をしてしまう。

それが受講者の理解を助けるための話になっていれば良いのだか、too muchな情報量になったり、話が脱線したりすることもある。要注意!

2の場合、研修中は「受講者が主役である」という心構えで臨んでいるので言葉数を押さえているが、普段の会話では長々と話をするというケース。

自分より若い人であったり、知識が少ない人が相手だと、会話を独占するケースも散見。

論点は変わるが、「研修のときは「1on1では、上司は部下の話を傾聴しましょう!」と伝えているのに自分はどうなのか・・・」と感じることがある。

自戒を込めて言うが、これではいけない。反省。

研修受講者のケース

研修内容に関する質問を受ける際に思うことがある。

「この人は、結局何を聞きたいのだろうか?」

前置きや、説明のための説明が多すぎて、こちらとしては何を答えて良いのかわからなくなる。

論点がズレるが、マネジャー研修をやっていると、話が盛り上がるテーマとそうでないテーマがある。

目先のこと(例:年上部下とのコミュニケーション、若手の育成など)に関しては話が盛り上がるが、中長期的なこと(ビジョンや戦略など)に関しては話が短くなりがちである。

普段どういったことに頭を使っているかがわかる気がする。やはり目先に追われがち。

研修会社の営業担当のケース

とにかく話が長い人が多い気がする。(口が回るというか・・・)

お仕事柄、色々な研修をオブザーブしたり、社内外の勉強会に参加したりと、もっともらしい情報を多く持っているので、とにかく話したがる。(しかし、相手が経験豊富だと委縮する傾向も)

説明や提案がクドクドと説得的になりがちで、まわりくどい(と私は感じる)。

また、研修講師のところでも書いたが、この人たちも「言って(提案して)いること」を実践していないケースが多いと感じる。

例えば、「提案型営業をしましょう!」を提案している人物が御用聞き営業をやっているとか。

おまけ:大学の先生のケース

これは、普段お仕事でお会いしている先生の事ではなく、学会で見かける光景。

発表者への質問が長い

質問の前に、前提を話したり、持論を述べたり、直接は関係のない話をしたり・・・・・。中には、質問ではなく、持論を述べたいだけ?なんて思ってしまうような発言も。

研究者気質なのだろうか・・・。

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今回は、たわいのない話をしました。

ですが、何事も簡潔に話せることは、このブログの主役であるミドルマネジャーにとっても重要なことだと思っています。

皆さんの周囲には、どんな「話の長い」人がいますか?