皆さんの周りには、「話の長い人」がいますか?
仕事柄、私は以下のような皆さんとお会いしています。
*研修企画担当者
*研修講師
*研修受講者(マネジャー)
*研修会社の営業担当
*大学の先生
これらのお仕事の人たちと接していて、「話の長い」ことが多い気がしています。(あくまでも私の感覚)
以下のような見立てをしています。
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研修企画担当者のケース
自分が企画した研修の冒頭あいさつや、自らが講師となって話をする場合、”思い” が強く、気持ちが入りすぎるのか、饒舌になりがち?
特に、新入社員のような、素直で無垢な受講者の際には更にドライヴがかかる傾向。
ランナーズハイならぬ、”講師ハイ” か。きっと、いい気持ちなのだろうと推察。
※ マネジャー研修だと、短めに挨拶で済ませがち・・・。
研修講師のケース
これには2つのパターンがあると見ている。
1.自分の専門/得意領域だと話が長くなる
2.講師の時は良いのだが、普段の会話での話が長い
1の場合、あることに関して知識や経験が豊富にあることで、受講者の態度や表情をみて、反応が良くても悪くても、”良かれと思って” あれこれと追加で話をしてしまう。
それが受講者の理解を助けるための話になっていれば良いのだか、too muchな情報量になったり、話が脱線したりすることもある。要注意!
2の場合、研修中は「受講者が主役である」という心構えで臨んでいるので言葉数を押さえているが、普段の会話では長々と話をするというケース。
自分より若い人であったり、知識が少ない人が相手だと、会話を独占するケースも散見。
論点は変わるが、「研修のときは「1on1では、上司は部下の話を傾聴しましょう!」と伝えているのに自分はどうなのか・・・」と感じることがある。
自戒を込めて言うが、これではいけない。反省。
研修受講者のケース
研修内容に関する質問を受ける際に思うことがある。
「この人は、結局何を聞きたいのだろうか?」
前置きや、説明のための説明が多すぎて、こちらとしては何を答えて良いのかわからなくなる。
論点がズレるが、マネジャー研修をやっていると、話が盛り上がるテーマとそうでないテーマがある。
目先のこと(例:年上部下とのコミュニケーション、若手の育成など)に関しては話が盛り上がるが、中長期的なこと(ビジョンや戦略など)に関しては話が短くなりがちである。
普段どういったことに頭を使っているかがわかる気がする。やはり目先に追われがち。
研修会社の営業担当のケース
とにかく話が長い人が多い気がする。(口が回るというか・・・)
お仕事柄、色々な研修をオブザーブしたり、社内外の勉強会に参加したりと、もっともらしい情報を多く持っているので、とにかく話したがる。(しかし、相手が経験豊富だと委縮する傾向も)
説明や提案がクドクドと説得的になりがちで、まわりくどい(と私は感じる)。
また、研修講師のところでも書いたが、この人たちも「言って(提案して)いること」を実践していないケースが多いと感じる。
例えば、「提案型営業をしましょう!」を提案している人物が御用聞き営業をやっているとか。
おまけ:大学の先生のケース
これは、普段お仕事でお会いしている先生の事ではなく、学会で見かける光景。
発表者への質問が長い!
質問の前に、前提を話したり、持論を述べたり、直接は関係のない話をしたり・・・・・。中には、質問ではなく、持論を述べたいだけ?なんて思ってしまうような発言も。
研究者気質なのだろうか・・・。
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今回は、たわいのない話をしました。
ですが、何事も簡潔に話せることは、このブログの主役であるミドルマネジャーにとっても重要なことだと思っています。
皆さんの周囲には、どんな「話の長い」人がいますか?
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